受験ってなんだろうって。
私も大学受験は散々だったけど、でも通った大学は天国だった。
目指してた大学と共同研究なんかもしたけど、自分が通ってた大学の方が人間関係も良かったし、教授も良かったし、就職も良かったし、国家資格取得率も良かったし、仕事をしてても大学の評判が良かった。
なぜかわからないけど、大学名を出すとどんどん仕事の話が進む大学で。
社会に出てから数十年、本当に困らない。これって、人生のほとんどで得をするんだなって今実感してる。
偏差値じゃないんだよね。
本当に。
で、その大学で一番初めに言われた言葉は、時間を守れない人間は今すぐやめてください。
提出物を出せない人は、社会に出ても何もできない。違う仕事を探してください。
だった。
今なら訴えられそうだけど、だからこそ、うちの大学を出た人は完璧を目指すし約束も守るし皆が死ぬほど頑張ってることの理解もある。その結果、皆が優しい。毎日毎日お互いの傷を癒しながら、大丈夫だよ、この前の良かったよ、って鍋をつつきながら飲みながら朝まで過ごして、また怒られる。そんな時間があったら課題をしなさい。なぜもっと無心になれないのか!と叱責され、また皆で朝まで飲み、鍋をつつく。朝まで飲んで遅刻をすると、遅れてきて手土産もないのか!とまた怒られる。
確かにそうだ。社会に出れば、約束の時間に遅れて手ぶらはナイ。
そう言うことを叩き込まれているから、就職先で評判が良いんだろう。
打たれ強いし。
朝まで傷を癒すために飲む方法もタイミングもわかる。
提出物も出せないなんて、仕事にもならない。
わかってる。それを4年間、どれだけ叩き込まれるか。
それがさ、提出期限の2日前に課題が終わって遊んでると、それも怒られるのよ。あと2日あるんだから考えを煮詰める時間があっただろう、無難なものを出すな。と。
早く出来ても叱責。
間に合わなかったら論外。
多分だけど、ギリギリに滑り込むのが正解なんだと思う。
そう、ギリギリまで遊べない。
そして、提出すると次の課題が出る。そしてギリギリに滑り込む、提出する、次の課題が出る、提出する、課題がでる、提出する、課題、提出、課題、提出、、、、
気づけば4年が終わっていた。
バイトしてた子は皆留年。
朝まで飲むタイミングを間違った人は留年。
恋愛しても会えない。
彼氏がいると邪魔。
会いたいと言われたら鬱陶しい。
3ヶ月に1回会えたら、会いすぎ。
半年すると彼氏が消えてた。ことにも気づかず1年が過ぎ、そういえば最近連絡してないな、と思ってもこちらから連絡することはない。課題を提出しなきゃいけないから。
とにかく彼氏が鬱陶しい。
そして気づく結婚できない40歳目前、学生時代に結婚すれば良かった。
もはやキャリアもある、資格もある、お金もある、彼氏は鬱陶しい。結婚しない生涯が出来上がる。
私は学生結婚をオススメします。
って言うのを、この時期になるといつも思うことでもない。
疲れると言葉数が増える。
もうすぐ休みだ。それまで頑張るよ。