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別に

夫が自由に生きることに何も制限したことはない。

なぜか行きたくない飲み会は私がダメだと言ってると嘘をついて断っているようだが、一度もそんなことをしたことはない。相談されたこともない。今どこで何をしているか、夫の24時間365日、全て知らない。

夫がラスベガスでカジノに行ってサンフランシスコで浴びるほどワインを飲んで、欲しいだけ車を買い、仕事部屋に何千万円使おうが、好きにすればいいと思っている。

ただ、自由と引き換えに失っているものがあるということを受け入れられないらしいのが、理解できない。

 

 

私は長期間、子供をワンオペで育ててきたけど、別にそのことに何かを感じているわけではない。むしろ良い時間だった。一緒に行った場所、一緒にしたこと、子供との思い出が目一杯ある。

家族を早くに失ったり、壮絶な介護をしてきた人間からすれば、自由に動けるうちに幸せを噛み締めることの大切さを短い人生なりに実感してきたので、夫の自由を奪うつもりはない。但し、私と子供の生活に損害を生じさせる場合はその限りではない。

 

でも、こういう人を見ていると、今の中高生に教えるべきことは、自由と引き換えに失っているものが存在しているということを認識する賢さなんじゃないかと思うことがある。

自由にすればするほど、失うものが存在して、それが同じ量だけある。

日本で不自由だと思う分、街が綺麗だったり、秩序が守られていたりする。

校則を守らないということは、その分失っているものがある。気づかないうちにかもしれないし、気づきながらも見ないふりをしているのかもしれないし。

 

振り返って、ゴミだらけの道が続いている、そんな人生にならないように。

 

 

中間テストの勉強をいい加減しなさい。

 

 


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